aiRina: 自分の色を変え続けるカメレオンのように
沖縄で育まれた音楽感覚と挑戦の軌跡を語る。
Interview: Félicie Zufferey
aiRinaさんは沖縄の音楽に囲まれた環境で育ったと伺っていますが、その経験がどのように音楽の道を志すきっかけになり、また東京でのキャリアにつながっていったのか教えてください。
沖縄のローカルな音楽は本土の音楽とはリズムの取り方が違う気がします。おそらく洋楽が浸透していることが所以だと考えていますが、そのような音楽を聴いていたため、上京後もギター演奏時のリズムの取り方について褒めていただけることが多かったです。
キャリアの中で特に印象的だった挑戦と、それをどう乗り越えたかを教えてください。
2019年に出場した「音楽チャンプ」です。初めて地上波に出演したこともあり、またカラオケバトルも初挑戦でしたので、歌い方について客観的に捉える良い経験となりました。
常に創造性やインスピレーションを保つために心がけていることがあれば教えてください。日々の中で取り入れているルーチンや習慣などがあれば、ぜひお聞かせください。
定期的に映画や本は読むようにしています。あとはライブを観に行ったり、月並みですが身近な距離で手軽にインプットできるものは積極的に吸収しています。
音楽で影響を受けたアーティストや、お気に入りのアーティストを教えてください。
鬼束ちひろ、崎山蒼志、paramore、MIYAVI、などです。
最近よく聴いているアーティストは誰ですか?
薬師丸ひろ子です。
今年のシングルリリースに続き、来年早々にミニアルバムも控えていますが、今回の作品にはどんなテーマやメッセージがありますか?
ポップスからロック、バラードまで、それぞれの音楽ごとに表現を大きく変え、まるで別人が歌っているかように作り上げました。カメレオンのように次々とカラーを変えていくaiRinaをみなさんの耳で体験していただきたいです。
来年1月9日の渋谷Spotify O-Crestでのライブに向けた意気込みを教えてください。
初めての東京でのワンマンライブで、しかも自分史上最大キャパになりますので、不安と期待が共存しております。ただ、たくさんの方々のサポートがありワンマンライブを決めることができたので、その想いに応えられるよう精一杯頑張ります。
音楽業界でこれからキャリアを築こうとしている若手アーティストたちに、どんなアドバイスを送りたいですか?
いつ誰が売れるのか、いつまで売れ続けられるのか、誰ひとり予想できない世界です。これから音楽を始めた先で、きっと周りの人が思い思いにアドバイスをしてくるかと思います。真面目に聞かなくていいです。どれだけ歳上で偉い人でも誰が売れるかなんてわかりません。自分が心惹かれることだけを信じてやっていってください。