2Pacの貴重なフォトブックがNFTとして販売開始

『2Pacalypse Now』(1991年)のリリース記念パーティで撮影されたものが多数収録

Mixmag Japan

アメリカの伝説的なラッパー・2Pac(トゥパック・シャクール)の貴重なフォトブックがNFTとして販売された。

〈Death Row Records〉は、11月23日にレーベル創立30周年を記念してNFT(非代替性トークン)コレクションを発表。「2Pac・コレクション」には、ヒップホップ・ジャーナリストのローレンス・”ルーピーD“・ドットソンが撮影した2Pacの未公開の貴重な写真が収蔵されている。

これらの写真はNFTのプラットフォーム「OpenSea」でオークションにかけられており、同オークションは11月29日午後9時(PST)に終了する予定だ。

公式サイトで説明されているように、Loupy Dは、2Pacとバーで話をしている際、彼の『2Pacalypse Now』のリリースパーティーに招待されたという。そのとき彼らは、ヒップホップにおける女性差別について議論していた。その会話を経た後、Loupy Dは使い捨ての35mmモノクロカメラを持ってそのパーティーに参加した。

同氏は植林プロジェクト「100K Trees for Humanity」と提携しており、この組織は今回のNFT販売による利益の非営利受取先になっている。100K Trees for Humanityは、都市部に10万本の木や植物を植えることを目的とした団体だ。オリジナル写真1枚につき17本、NFTコラージュ作品「Super NFT」の売り上げで400本以上の木を、2Pacの故郷であるカリフォルニア州マリン郡に植えるという。

Loupy DはThe Rolling Stoneに対し、『2Pacalypse Now』のパーティーで写真を撮ったが、誰にも見せたことはなかったと語っている。ただし臨時教員として働いていた時代には、良い行いをした生徒へのご褒美として時々彼の写真を見せていた。NFTの話が出るまでは、諸々の作品をどう処理すべきかわからなかったという。

「これらの写真を見ると、彼の決意、情熱、威勢の良さ、輝きを感じることができます」とドットソンは語る。「一連の作品は多くの人が知らない彼の一面を示しており、彼の謙虚でハングリーな部分にフォーカスしています」。

写真の購入方法については、TupacDropの公式サイト、またはOpenSeaの特設ページを参照いただきたい。

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